秋の彼岸法要のご案内

   「暑さ寒さも彼岸まで」早や秋の彼岸を迎えます

   来る九月二十五日()大恩寺本堂にて秋の彼岸の法要、並びに

祥月命日合同法要をお勤めします。どうぞ皆様家族そろって

お誘い合わせの上、お参り下さい。お待ち申し上げております。

 

  平成二十三年九月二十五日(日曜日)

 大恩寺本堂にて

午後一時より お勤め・ご法話

  講師 大分教区 光國寺住職・元ハワイ開教使

稲田静眞師

 

*ご自宅やお寺で戸別に彼岸参りをご希望の方はご連絡下さい。

 彼岸参り週間は九月二十日()より二十六日()までです。

 

 第三代宗主覚如上人(一二七〇-一三五一)は親鸞聖人が亡くなって

七十五年ほど経ったとき、門弟の中に異義を主張し、聖人の教えを乱す者が

現れたため邪義を破し正義を顕すために「改邪鈔(がいじゃしょう)」を

述作されました。

そのなかに次のような言葉があります。

 

  二季の彼岸をもって念仏修行の時節と定る、

  いはれなき事

 

「信心歓喜乃至一念」この一念を他力より発得しぬるのちは、生死の苦海を

うしろになして涅槃の彼岸に到りぬる条、勿論なり。・・・・・しかるに二季の

時正をえりすぐりてその念仏往生の時分と定めて起行をはげます輩、祖師(親鸞)の

御一流にそむけり。いかでか当教の門葉(浄土真宗の教えを信ずる門弟)と号せんや、

しるべし。

 春と秋のお彼岸は気候も良く過ごし易いときです。日頃、仏法聴聞に疎遠に

なっている私たちが、お念仏のご縁に遇わせていただく時がお彼岸です、などと

悠長なことを言っておられない厳しい覚如上人のお言葉であります。

心して聴聞させていただきましょう。

 

起行  実践すること。礼拝、讃嘆、作願、観察、回向の五念門を実践すること。